ブラック企業を見分けるには、
ブラック企業が好むキャッチコピーを
調べてみるという手もあります。
ブラック企業が使いたがる
キャッチコピーはいくつかありますが、
そういった文言を注意して見ると、
判別が付きやすいです。
例えばですが、
求人広告や求人サイトの採用ページで、
具体的な業務内容よりも、
「やりがい」を強調しているような
企業は注意が必要です。
「やりがい搾取」という言葉を御存じでしょうか?
やりがい搾取とは「つらいけど、残業代でないけど、
やりがいがあるからいいでしょ?」と
やりがいを理由にして、過酷な労働環境を強いることです。
これは特にベンチャー系のブラック企業に多いものです。
実際には、勤務時間が長かったり、
賃金が低いと言ったとしても、
経営者や上層部は、
「私たちはそう思いません」
「これが多いか少ないかはその人の価値観によります」
などと良く言われます。
ブラック企業はとにかく
「やりがい」を強調する会社が多いです。
しかし、やりがいは良いのですが、
それでも限度というものがあります。
ブラック企業の経営者や管理職は
精神論をよく振りかざします。
「気合が足りないから客が取れないんだ!」
「無理だと思っているから無理になるんだ!」
「根性があればなんとかなる!」
と自分でも信じていることなのか、
信じていないのか良くわからないことを
従業員に強制します。
もちろん、金銭・労働環境・人間関係など、
会社的に満たされた状態で
精神論を持ち込むのであれば
また話は少しずれるのですが、
給与も休暇も法定分もらえていない状態で、
精神論で何とかさせようというのは
非常に危ないブラック企業です。
求人広告や求人サイトを見て、
とにかく精神論ばかりを言っているものを
見かけたとしても、慎重に判断していきましょう。
ベンチャーに入って
とにかく昼夜問わず働きたい!貢献したい!
という方には良いかもしれませんが、
下手をすると体も精神も壊しますので、
注意しましょう。
では次項に関しては
面接時にブラック企業だと
見分ける方法を語っていきます。